第2部 都の空間装飾─障壁画の美
ニューヨークから初の里帰り
明治の廃仏毀釈で散逸した、龍安寺の襖絵。現在、メトロポリタン美術館とシアトル美術館が12面を所蔵しています。このうち、メトロポリタン美術館所蔵の「列子図襖」、「琴棋書画図襖」は、今回が初めての里帰り公開となります。
また、超高精細映像4Kで撮影した「龍安寺の石庭」の四季を、ほぼ実寸大の巨大スクリーンに映し出し、龍安寺にいるかのような感覚を体感いただけます。
二条城から全84面の障壁画を一挙展示
二条城二の丸御殿黒書院一の間、二の間を飾っていた、狩野尚信筆の障壁画、全69面と、城のシンボル、二の丸御殿大広間四の間を飾る狩野探幽筆「松鷹図」15面を展示。二条城の障壁画かこれほどの規模で出展されるのは史上初です。