公益社団法人シャンティ国際ボランティア会(会長 若林恭英/所在地 東京都新宿区/以下、SVA)は、宮城県気仙沼市と岩手県遠野市に事務所を置き、被災者支援活動を行っています。
東日本大震災では東北を中心に100カ寺近い寺院が避難所として地域住民を受け入れました。またボランティア団体に境内などを開放し、支援拠点となった寺院もありました。
その経験を踏まえ、被災地の寺院が災害に対して行うべき備えや避難所になった際に必要なことをお伝えするガイドを発行しました。
■経験を教訓として伝える
近隣地域は壊滅的な被害を受け、高台にあった寺に150人の避難者を受け入れた石巻の寺院は「いざという場合には避難所になる、という普段からの心構えが大事」と平時の備えの大切さを強調。そのためにも、年中行事をしっかり行い、大勢の食事を作る経験を積むことで、避難所になった際、食器や調理器具が用意されている状態を作ることができると説いています。
またNPOへ物資保管所とボランティアの宿泊の場所を提供した仙台の寺院も、「日頃から地域・行政と連携を持っていること」の必要性を述べています。
■避難所となった、その時に?
ガイドの中には、
<1>もし避難所になったら必要なこと
<2>避難所に必要な機能(部屋など)
<3>避難所のルール作り
<4>トイレの重要
<5>制度を生かす
<6>ライフラインの復旧は?
という6項目に関して、具体的に述べています。
例えば、ルールは避難者同士で自発的に決めることが重要であること。
また作るべきルールとしては、物資配布の仕組み、起床・消灯時間、掃除・食事当番、ペットの扱い、ゴミの出し方など、実際の避難所で必要とされたルールの例があげられています。
また備品・備蓄チェック票も添付されています。
■無料配布をしております
ご希望の方にはお譲りしております。(寺院に限らずお受けしています)。
電話、ファックス、メールで、住所、お名前、電話番号をお伝えください。
■公益社団法人シャンティ国際ボランティア会 広報課
Tel:03-6457-4586
Fax:03-5360-1220
Email:pr@sva.or.jp