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あ行の仏教用語
仏教の愛にはつぎの5つがある。自己・血族・親族に対する「愛」、他者に対する「親愛」、特定の個人に対する「欲愛(恋愛)」、性的な「愛欲」、病的・盲目的な執着の「渇愛」である。
仏菩薩の柔和なかおを“愛敬相(あいぎょうそう)”という。愛され、かつ尊敬さるべきすがた、という意味である。そこから女性の、だれからも愛される笑顔、しぐさについていうようになった。
前にあるものを押しのけて進み出る意から、切磋琢磨の意となり、禅門答によって門下の僧の悟りの深浅をためす意となり、やがて、「応答」、「返礼」、「お辞儀」、「橋渡し」、「間柄」の意へと転じた。
阿は口を開き、吽は口を閉じる音。阿は「出る息」、吽は「入る息」の意。一切のものの初めと終わりを表す。悟りを求める心と悟りを得て涅槃(ねはん)に入ることをもいう。仁王や狛犬の口はこれを表す。
梵語アルガまたはアルギャの音写。客の接待に供せられる水のこと。転じて仏前に供える水、さらに供物の意。それを入れる器の意となった。
悪業の結果行わねばならぬところ。地獄・餓鬼・畜生の三道といい、ここに転々と生まれかわることを悪道の輪廻という。さらに修羅・人間・天上を加えて六道という。
インドでの伝承聖典をさし、仏教では大乗経典にたいしてとくに原始仏教(小乗仏教)の経典をいう。南方系では五部に、北方系では、四部に分けている。釈迦の言葉が多く含まれる。
サンスクリットの最初の文字。万有の根源を象徴した字。密教では宇宙万有を法身とみなし、それを象徴する字。すなわち、胎臓界大日如来の種字。五輪の地輪の意。
梵語アーチャルヤ、アーチャリヤまたは、トカラ語アーシャリ、アシャリの音写。バラモン教で祭式の教授者の意。仏教でも戒を授け読などを指導する師僧の意。
梵語アサンキヤの音写。阿僧企耶とも。数の単位。無数、無央数、不可数量。十の五十九乗。阿僧祗劫といえば無数の劫の意。劫が無数の意だから、無数の無数倍でとても数えきれない。
阿耨多羅 梵語アヌッタラの音写。無上の意。阿耨多羅三藐三菩提といえば無上正等覚、無上正真道、無正正遍知の意。この上なくすぐれ、正しく、平等円満で、完全な悟り、という意味。
疱瘡がなおったあとにのこる痕。梵語アルブダの俗語アッブダの音写。八寒地獄のひとつ阿浮陀(あぶだ)地獄、極寒のためからだにふきでものができる。そこから、にきびや痘痕のことをさしていった。
阿鼻は梵語アヴィーチの音写。八大地獄のひとつ阿鼻地獄、無間地獄と訳す。間断なく苦を受け、絶えず叫び声をあげること。非常な苦しみに陥って泣き叫んで救いを求めるさま。
梵語アンバーの俗語アンマーの音写。女性で出家得度したもの比丘尼(びくに)のこと。原語は、子どもが母を呼ぶおかあちゃん・あなたの意。教団では、比丘(男の僧)が比丘尼を(アンマー)と呼んだ。
毘沙門天が腹部につけている鬼面の名。のちに毘沙門天が足下に踏みつけている二鬼をいう。一般には、人の意にさからう邪鬼。一説にあまのさぐめ(=天探女)に由来するとも。
阿弥陀は阿弥陀如来の略。その光背のように放射状の線をひき、端にあたりはずれを書いて隠し、各自がひきあてるくじ。現在は、平行線のあいだに何本かの線をひきそれをたどる。
阿弥陀如来の後光(背光)のように、笠や帽子をうしろに傾けてかぶること。
梵語アルハンの音写。応供と漢訳。羅漢ともいう。供養を受けるにふさわしい人、修行を終えた人、聖者
梵語バルシカ(雨季)の訳。四月十五から三ヶ月の雨季の間、洞窟や寺院に篭って修行した。これを雨安居という。禅宗では四月十六から夏安居、十月十六から冬安居としている。
佛教では「あんじん」と読む。仏法によって心の安らぎを得ること。心を一点にとどめてゆるがないこと。至誠心・深心・廻向発願心の三心。至心・信楽・欲生の三心。阿弥陀仏をたのむ信心。
宗祖の教えにそむいた教説をとくこと。真宗ではとくに安心を重視しているので、異なった安心の説をとくこと。
医王はすぐれた医者。衆生の心の病(無明・煩悩)をいやすために法薬を与える意で、仏を医師にたとえた。善逝は仏、如来のこと。医王善逝は薬師仏、薬師如来のこと。
礼式にかなった態度。立居ふるまい、動作。規律にかなった起居動作や立派な行為、作法。戒律。袈裟につけた平絎のひもの名称。
眼・耳・鼻・舌・身・意の六識の最後「意識」を認識作用の根源かつ万事を成立させる場ゆえに「地」という。「こころ」または「意志」の意。転じて、自分の思いを通そうとする心、根性をいう。
眼・耳・鼻・舌・身・意の弟六番目、第六識。前五識が対象を別々に対して第六識は対象を総括的に把握する、識知し思考する心。また、意によって生ずるところの執着
ヒンズー教の神スカンダ(塞建陀、揵陀)のこと。増長天の八将軍の1つ。戦さの神、盗人の守護神であったが、護法の善神、寺院の守護神となる。非常な速さで駆け魔鬼を排除する。
釈迦牟尼の生涯を意味し、悟りから入滅までの45年間をいう。一般には、国王とか家長など支配的な立場の人がその地位にある期間をいう。
人間のちょっとした思いの中に宇宙の一切の姿がそなわっている、という意で天台宗で説く。一念の世界と三千の世界が相即相関していること。「心是れ一切の法、一切の法是れ心」
原因と結果。原因があれば必ず結果がある。善因善果、悪因悪果、因果応報という。現在の不運・不幸の原因となった過去・前世の悪業をいう場合もある。
因陀羅は、梵語インドラの音写で帝釈天のこと。帝尺天宮にはりめぐらされている網のことで、各結び目に珠玉がつけられ各々反映し合っている、重々無尽に交渉していること。
ある結果の生ずる直接の原因を「因」といい、間接の原因を「縁」という。全ての存在はこの2つによる。そこから、無理に原因を見つけて「いいがかり」をつける意味となった。
梵語バーヴァの訳。存在。生存の場所。生死輪廻の続
因縁和合によってつくられた生滅変化する諸現象。無常で変遷するもの。これらの現象または存在は一瞬もとどまることなく移り変っていくこと。この世のことを「有為転変の里」とも。
梵語サットヴァの訳。存在するもの、の意。生命を持ち、感情や意識を有するもの。一切の生きものの総称。草木を非情とか無情というのにたいしていう。有仏性の意。
この世の中にあるすべての有形・無形のもの。森羅万象。そこから、大勢のとるにたらない連中をいうようになった。
欲界・色界・無色界の最高の天、悲想非非想処天のこと。または、色界の最高天である色究竟天(しきくぎょうてん)すなわち阿迦尼咤天をいう。「有(存在)」の最高天にのぼりつめた気持をいう。
梵語ウドゥンバラの音写。いちじくの一種で、三千年に一度の花が咲く。仏または転輪聖王が出現すると咲く、といわれる。非常に希なこと、珍しいことの喩え。クサカゲロウの卵は別もの。
菩薩戒をうけるとき、戒師の前で心をめぐらし、自分の罪を懺悔すること。心をよせること。
行雲・流水のように各地を遊歴し、居所をさだ めず、所々に師僧を訪ねて教えを乞い、修行を続ける行脚僧
依怙とは、あるものをたよりとすること。よるべ、たのみどころのこと。片方だけをたよりとして贔屓にするあまり公平を欠いて扱うこと。一方だけの肩をもつこと。
和会通釈の略。矛盾しているような意義を掘りさげて矛盾のない真実を明らかにすること。いろいろな方面に気を配ること。言いわけ。儀礼にかなった応対、好意を示す応対、軽いお辞儀。
「えはち」とも読む。三衣と一鉢のこと。修業者が持つ九条と五条の袈裟と応量器といわれる鉢。転じて教法、宗旨、奥義。衣鉢を継ぐ、といえば、弟子となって教えを受ける、の意。
厭離穢士、欣求浄土の略。けがれたこの世を厭い離れてきよらかな阿弥陀仏の浄土を願いもとめること。
縁起とは因縁生起の略。この世の一切のものは因縁によって生ずること。事物の起こる由来。起源、浴革、吉凶の前兆。あることを取りたてていい吉凶の前兆とすること。
道理や教義、意義などを説くこと。「演」は、広める、及ぼすの意。多くの人に主義や主張をうったえ述べること。
梵語ジャンブ・ドヴヴィーパの音写。須弥山の南にある大陸。四洲のひとつ。南膽部洲ともいう。インドのことを言っていたが、後には人間世界、われわれの地上世界、娑婆世界をいう。
病いに応じて薬を与えること。人々の迷いや苦悩に応じて、それに適した教えを説くこと。
必要以上の大ぶりで派出な袈裟を着て人を驚かせたことから、必要以上にしかけが大きいさまや、物事を実際よりたいへんなように言ったりするさまをいう。
極楽浄土に往(ゆ)いて生まれること。死ぬこと。諦めておとなしくなること。ある人の言動に対して“もうなにも言わない。諦めた”ということから、閉口し、困りはてることの意となる。
屋裏とは自己の内面。すなわち、自己の内面に生まれながらそなわっている仏性のこと。大我の本体をいう。
本来「おっこう」と読む。「劫」とはきわめて長い時間の単位。百千万億劫の略。永遠無限の時間。考えただけでも気が遠くなるような時間。そこから、わずらわしくて気がすすまないことをいうようになった。
仏の教えの本意が裏面に隠されていることをいう。そこから、ひそかに行われる物事、または、密偵(忍者)などをさしていうようになった。

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