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BUDDHA WORLD REPORT > GEISAI 寺子屋 vol.4 イベント出演・作品展示 S-va-ha / ソ-ワ-カ
GEISAI Galleryで開催されている 「GEISAI 寺子屋 vol.4」にイベント出演・作品展示を行う S-va-ha / ソ-ワ-カ 本サイトのイベント情報にご紹介した[GEISAI寺子屋 vol.4] GEISAI#18前々夜祭!アートグループ編の会場であるGEISAI Galleryを訪れた。 第4回目を迎えたGEISAI寺子屋でのイベントは4月27日(土)に終了しているが、参加アートグループ3組の作品は、5月5日(日)まで展示されているのでこのGW後半に是非、足を運んでみてはいかがだろうか。 GEISAI Galleryは、JR御徒町駅と秋葉原駅の中心に位置し、町並み散策をしながら訪れるのにちょうどよい距離である。中央通りの喧騒がうそのようになくなり、まるで大学のキャンパスに足を踏み入れたような明るい建物がGEISAI Gallery。小学校であった建物をアートスペースにしているため、どこか懐かしい感覚がよみがえる。今にも子供たちが駆け降りてくるような階段を昇り、初めて教室に入る、そんなドキドキ感が味わえる。 S-va-ha / ソ-ワ-カは、2012年2月千人に菩薩メイクを施し撮影するワークショップ三十三間堂プロジェクトや絵画、CG作品などを制作する仏(ほとけ)の美術家TETTA、仏教美術や漫画を拡張した現代美術としての萬画(yorozuga)を制作する画僧の川上秀行、絵画、立体、インスタレーションを通して現代美術と仏教の接点を模索してきた美術家/真言宗僧侶の平林幸壽により、「仏教」と「現代美術」の直結を試みる「仏教•現代•美術」なユニットである。 今回展示されているS-va-ha / ソ-ワ-カの作品は、ライブ形式で行われたパフォーマンス、インスタレーション、DJによるイベント「ソ-ワ-カ presents妙音祭」と2013年3月読経と舞踏による3.11~東日本大震災の三回忌の鎮魂パフォーマンス「2nd Aniversary Ceremony of 3.11」を映像化したものを壁面に投影、制作したポスター作品が展示されている。 「2nd Aniversary Ceremony of 3.11」を行うにあたり、現地につき、車を降りた瞬間、なんとも言えない重さを身体全体に感じ、僧侶である二人は、お互いに顔を見合わせ、多くの方が亡くなられた、その場であることを痛感したという。 近くに祀られていた塔婆のそばに今回の供養塔婆と花を添えているとパフォーマンスを遠巻きにみていた地元の方から「ありがとうございました。」と声をかけられた。 S-va-ha / ソ-ワ-カが試みる 「仏教」と「現代美術」の直結という一つの形としてのパフォーマンスの在り方が、この言葉によって確信に変わったと平林氏は、語ってくれた。 映像スペースの脇に展示されているポスターは、上段が川上氏の作品、下段が平林氏の作品で、額にはオリジナルの金の施しがあり、仏具のような崇高さで構成されている。すべての作品は、それぞれナンバリングと朱印がある一点ものとして購入が可能。川上氏の作品が8,000円、平林氏の作品は、10,000円とのこと。
取材中に4月27日のイベントで使用したという川上氏制作の映像を流していただいた。こちらは、川上氏、平林氏両名が作成したポスターを独特な感性で融合させ、さらにアートなものに仕上げられていた。この作品を含め、イベントの模様は、近く配信されるとのことなので、楽しみにしていただきたい。 このパフォーマンスの在り方は、模索中ですか?
■作品展示期間■ ------------------------------------------------------------------------ イベントの模様 |