仏画のススメ
「心は見るものに同化する」これが仏画を描く理由であります。 仏の姿は当初、描くことを遠慮され、車輪(法輪)やら、仏石やら、菩提樹等で象徴されておりましたが、やがて、ギリシャ彫刻の神々の像の影響を受け、ガンダーラ美術として仏陀の姿が表現されるようになり、又壁画や彫像となって印度に広がり、やがて中国大陸を経て日本へ仏教と共に伝わってまいりました。その為、日本での初期の仏像は、印度や中国、朝鮮の影響が多く見られますが、やがて奈良・平安・鎌倉時代へと下るにつれて、日本独自な密教的、浄土的、禅的仏画へと変貌し、仏画の黄金時代を迎えることになります。
これから、筆や墨や紙を用いて、初期のシンプルなもの(白描画)から始め、次第に顔彩などで彩色をほどこし、やがて各自が独特な、オリジナルな心境を表現する創作仏画へと展開していければ幸いと思っております。 上野玄春 合掌 自宅で写仏をする”とっておきの時間”
描き方は、
協力:埼玉県【天台宗 延命寺】 河野亮仙 ご住職様 お寺データ 寺院名:来迎山地蔵院延命寺 |