臨済宗妙心寺派
〔沿革〕
南北朝時代初期の建武4(1327)年第九十五代花園天皇が洛西花園にあった自らの離宮をあらため、大徳寺開山大灯国師の法嗣、無相大師関山慧玄を開山として創められた一大禅刹である。簡素溌溂たる禅風を以って、花園に法幢をかかげ、天下禅苑の冠と称せられ、その後逸材輩出し、宗風大いに挙揚する。明治9年9月、天竜、相国、建仁、南禅、建長、東福、大徳、円覚各派と共に分立し、管長をおくに伴い、臨済宗妙心寺派となる。
〔教義〕
釈尊の正法眼蔵、涅槃妙心、実相無相微妙の法門を臨済禅師を経て伝承した開山無相一流の禅をもって宗旨および教義とする。
『現代仏教情報大事典』より引用
発行所---(株)名著普及会/発行者---小関貴久