浄土真宗本願寺派
〔沿革〕
見真大師親鸞(1173~1262)が元仁元年(1234)に立教開宗。親鸞入滅後、覚信尼は遺弟とあい図って東山大谷の地に大谷廟堂を建立したのを起源とする。その後、山科、大阪、鷺森などに移転したが、天正19年(1591)、現在地に寺基を得て今に至っている。代々血脈により法燈を相承するも、第十一世顕如に至り、その長子そ 教如がいったん法燈をついだが、故あって弟准如にゆずる。これを十二世としそれから次第に相承。この時東西本願寺に分立。
〔教義〕
教、行、信、証の四法をもって教義の大網とし、教は無量寿経、行は南無阿弥陀仏、信は信心、証は滅度で、真実の教えである無量寿経に説かれた南無阿弥陀仏の名号を聞く信心により浄土に往生する。
『現代仏教情報大事典』より引用
発行所---(株)名著普及会/発行者---小関貴久