【宗派名】真言宗智山派 旧別格本山
【別名】
【住所】新潟県佐渡郡小木町大字小比叡182
【本尊】聖観世音
【開山】弘法大師
【開基】大同元年
【由緒】蓮華峰寺の開創は、佐渡は遠く皇城(京都)の鬼門にあたるが故に皇城鎮護のため大同年中(806-10)、僧空海がこの山を開き小比叡と名づけ、やがて勅願所となり、周囲の山が八葉蓮華の形に似ているところから蓮華峰寺と称した。真言の信者は大和の室生寺、紀伊の金剛峰寺とともに仏金蓮の3部にあて信仰の聖地としている。徳川氏の頃は朱印90石5斗を有する島内第一の巨刹であり、代々の住職は宮中拝礼を許されていた。現在、境内は3,000余坪あり、山上の広い寺域には金堂を中心にして、前後左右に多数の古建築群が土地の高低に応じてよく配置され、密教特有の伽藍美をなし、老杉の境内の幽と相まって稀有の偉観を呈している。金堂、弘法堂の2棟は、昭和28年(1953)より解体修理を行い、同30年12月に竣工されたものである。
【寺宝】金堂(重文)/弘法堂(重文)/小比叡神社(重文)/骨堂(重文)/弘法大師座像/聖観世音像/金剛力士像(県文)/その他多数あり