【寺院名】八形山 蓮華寺(れんげじ)

【宗派名】天台宗
【別名】萩の寺
【住所】静岡県周智郡森町森2144
【本尊】阿弥陀如来・聖観世音菩薩・文殊菩薩
【開山】行基菩薩
【開基】慈覚大師
【由緒】蓮華寺は、山号を八形山と号し、天台宗に属する寺院である。別名萩の寺とも呼ばれ、近隣の人々に親しまれている。寺伝によると、奈良時代の慶雲元年(704)文武天皇の勅願により、行基菩薩が創建したと伝えられている。盛時には、坊舎36を数えたといわれ、現在でも大門などの地名が残っていることから、その当時の規模がうかがわれる。本堂には、木喰上人五行明満晩年の傑作とされる子安地蔵尊が安置されており、その他にも県の文化財などを所蔵し、また付近の遺跡からの出土品など多数を有する。開創以来、法燈は脈々と受け継がれ、参詣に訪れる人々の姿はあとを絶たない。遠州観音霊場第一番札所でもある。
【寺宝】絹本着色天台大師画像(県文)/木喰上人作子安地蔵尊(町文)/慈恵大師画像(町文)/正親町天皇御論旨(県史料)/今川義元、山内一豊の書状(県史料)/禅勝上人・黄金(町文) その他