【寺院名】道本山 霊巌寺(れいがんじ)

【宗派名】浄土宗
【別名】
【住所】東京都江東区白河1-3-32
【本尊】阿弥陀如来
【開山】雄譽霊巌
【開基】
【由緒】霊巌寺は、道本山東海院と号し、浄土宗総本山知恩院第32世雄譽霊巌上人が開山した。霊巌上人は静岡県沼津の出身で、千葉大巌寺で修行、第3世となり、江戸に教えを広めんと今の茅場町あたりに草庵を建てるが、上人の徳を慕う人が多く、この草庵が狭くなったので、寛永元年(1624)に向井将監忠勝の下屋敷の芦沼を賜り、信者の協力を得て埋め立てて諸堂を建立した。寛永5年、浄土宗の檀林に例せられ、当時、学寮は120余宇あって、多数の僧侶が修行していた。明暦3年(1657)の大火で焼失、翌万治元年、現在の替地が与えられ、第3世河山上人が、松平忠倶の協力により移転復興させた。同寺は、その後もたびたび被災焼失し、現在の本堂は、地域住民の協力のもと4年余の歳月を費やし、昭和56年11月に完成したものである。
【寺宝】江戸六地蔵・第5番―霊巌寺参道中程左にある丈六の地蔵尊は、江戸六地蔵と呼ばれ、地蔵坊正元が報恩感謝のため、延命地蔵として江戸街道筋に六体、同型の地蔵尊を造立安置した中の一体である。同寺の地蔵尊は、享保2年(1717)年頃、第5番目に建立されたものである。