【宗派名】真言宗霊雲寺派 総本山
【別名】
【住所】東京都文京区湯島2-21-6
【本尊】金・胎両部大日如来
【開山】浄嚴和尚
【開基】
【由緒】霊雲寺は、真言宗霊雲寺派総本山、宝林山大悲心院霊雲寺と称する。徳川五代将軍綱吉は、深く帰依した覚彦浄嚴を開山として、徳川家のため、天下泰平・武運長久の祈願寺として元禄4年(1691)創建した。本堂のほかに、惣門・灌頂堂・地蔵堂・太元堂・観音堂・鐘楼・経蔵および学寮を有し、周囲に土塀を巡らした江戸時代の名刹であった。その後、大正12年の関東大震災により堂宇を焼失し、仮本堂が建てられたが、それも戦災で焼失した。現在の本堂は昭和51年に再建されたものである。開山浄嚴律師は、著書29種85巻に及ぶ学僧でもあり、供養儀式(悟りを得るための修法)にも精通し、また大衆布教の一つとして結縁灌頂を盛んに行った。今に残る梵鐘は創建と同時に鋳造されたもので、浄嚴律師の銘文がある。
【寺宝】日吉山王曼茶羅図(重文)/諸尊集会図(重文)/十六羅漢像(重文)/弥勒曼茶羅図(重文)/天帝の図(重文)/大威徳明王図(区文)/不動明王図・綱吉筆(区文)/普賢延命菩薩像(区文) その他