【寺院名】大龍山 臨済寺(りんざいじ)

【宗派名】臨済宗妙心寺派 特例地
【別名】
【住所】静岡県静岡市大岩町7-1
【本尊】西方無量壽如来
【開山】圓満本光国師
【開基】今川 義元
【由緒】臨済寺の事実上の開祖は雪斉長老という清見寺中興の祖である。駿河国主今川氏親の三男で梅岳承芳という者があり、その補佐人として雪斉が招かれ、北河殿の旧宅を補修して善得院と称して居住した。後に承芳は髪を蓄えて還俗し、今川義元となった。駿河守となった今川義元は、善得院を改め大竜山臨剤寺として、雪裂斉長老を住持としたが、雪斉は師である大休禅師を開山とし、自ら降って第二世となり今川氏の執権職を兼ねた。臨済寺は、戦後農地解放により小作地を失ったが、後に山を招き墓所を拡げ、檀信徒数は急増し、加えて妙心寺派認可専門道場として修行僧のやまない日常を送っている。又、本堂は昭和63年11月から解体修理工事中で竣工は平成4年3月の予定である。現在の瓦屋根は解体修理後、檜皮茸きに改修される予定である。
【寺宝】本堂(国重文)/大方丈(県重文)/鉄山和尚愛用ダイス風呂釜(県重文)/庭園(文部省指定名園)/鐘楼/徳川慶喜愛用の炉 その他、今川義元、武田信玄書状等、多数。