【寺院名】金栗山 隆禪寺(りゅうぜんじ)

【宗派名】高野山真言宗
【別名】大寺
【住所】徳島県阿南市宝田町久保田119-12
【本尊】阿彌陀如来
【開山】
【開基】
【由緒】隆禪寺は天智天皇により創建され、県下無比の古刹として境内四維八町七堂伽藍、一二房を有していたと伝えられている。第73代・白川上皇が霊夢を感じ、京都の東寺の名僧であった長範大僧正に命じて、廃絶していた堂寺を再興させた。その後は第82代後鳥羽上皇の時代に、征夷大将軍・源頼朝が、先帝勅願の名跡を再興しようと尽力したと言われている。その後も年代を経るに従い寺領、境内とも縮少するが、それでも壺町七反余歩を有していた。前に高原が広がり、後ろには流水をたたえ、老樹に囲まれた名刹であったが、明治18年、火災により伽藍のほとんどを焼失した。この際に多くの寺宝、記録等も失なった。現在は寺壇の協力により復興し、本尊である阿弥陀如来を中心に、末寺12ヶ寺を有し、地域の信仰の中心となっている。
【寺宝】十一面観音、不動明王、愛染 明王聖観音、歓喜天、大日如来、地蔵菩薩、弁済天、弘法大師の各像/両界曼荼羅図/涅槃図/西方曼荼羅図