【寺院名】清浄山 龍岩寺(りゅうがんじ)

【宗派名】曹洞宗 法地
【別名】
【住所】大分県宇佐郡院内町大門
【本尊】本堂・釋迦牟尼佛
【開山】蟠龍清谷大和尚
【開基】行基菩薩
【由緒】平安末期の草創であるといわれ、行基菩薩開山の祖となり天下国家安穏の為諸堂建立した。元天台宗であったが亨保年間、幡龍清谷大和尚の代に曹洞宗となり、三世東海活鯨大和尚後に中断して無住の時代があったが大本山永平寺第六四世勅特賜性海慈船禅師大休悟由大和尚直末開山となる。天正年間大友宗麟がキリスト教を信じてその領内の仏寺をこわした時、同山もその災厄にあってことごとく焼失したが、奥の院は幸いに厄を免れてその本尊も今日に遺存することが出来たと云う。附近はその昔天狗のすまいで、毎晩岩窟から天狗があらわれて岩石を投げ村人が難渋したため僧侶が経座石に坐して日夜読経をつづけ除難の祈願をしたと云われ、経座の地名も残っている。仏像の優秀さと礼堂の優雅さは国内稀有の文化財であり、大分県では富貴寺とともに貴重な存在である。
【寺宝】薬師如来像(重文)/阿弥陀如来像(重文)/不動明王坐像(重文)/奥の院 礼堂(重文)/十二神将(県重文)/きざはし(町重文)/その他