【宗派名】臨済宗妙心寺派 大本山
【別名】
【住所】京都府京都市右京区花園妙心寺町
【本尊】釈迦如来像
【開山】関山慧玄
【開基】
【由緒】はじめは花園天皇(在位1308-18)の離宮であったが、天皇が法皇になってのち延元2年(1337)に禅宗寺院に改められた。その後寺運は栄えたが、応永(1394-1428)、応仁(1467-69)と相次ぐ戦火のため、かなりの被害にあったが、諸大名に帰依するものも多く、復興した。現在は臨済宗妙心寺派の大本山として、寺域は33万平方メートル余。寺内には名勝、史跡、重文に指定されている塔頭も多く47院を数え、他に堂舎20余を持つ。妙心寺派となったのは明治9年(1876)9月であるが、今では全国に末寺3,450カ寺、教会7を持つ、禅宗指折りの大寺院となった。庭園は禅宗固有の形式美を誇る名園として史跡、名勝に指定されている。また梵鐘は「戊戍(つちのえいぬ)4月13日」の銘があり、文武天皇2年(698)、日本最古の鐘と言われている。
【寺宝】梵鐘(国宝)(現在は宝庫にある)/大燈国師の墨跡 2幅(国宝)/仏殿、法堂、山門など11棟(重文指定) ※その他の寺内塔頭では、退蔵院の紙本墨画淡彩瓢鯰図(国宝)/その他名勝、史跡指定の庭園、塔頭4棟が重文指定