【宗派名】日蓮宗
【別名】
【住所】広島県三原市本町
【本尊】十界曼荼羅
【開山】養雲院日忠上人
【開基】浅野忠真公
【由緒】妙正寺は、無量山正寿院妙正寺と称し、日蓮宗に属す寺院である。開創は延宝2年(1674)、三原城主浅野右近大夫忠真の命により、広島妙頂寺9世養雲院日忠が開山した。妙正寺は、城主浅野氏の菩提寺であっただけでなく、一般庶民の信者にも門戸をひらき、早くから一般の檀家もあった。4代忠義によって現在の地に移築されている。江戸時代には、日蓮聖人450遠忌、同500遠忌を行ない、記念の石塔が残っている。また、三原城下の文芸の中心ともなり、多くの文人墨客の関心を呼んでいた。寺宝も数多く所蔵しており、最近では、宗祖700遠忌を記念して十三13重の塔を建立した。現住職は25代目で、その法燈を受け継いでいる。
【寺宝】日蓮聖人念珠/紺紙金泥法華経開結10巻/紙本着色浅野忠真像/絹本着色登覧画図/寄題詩「無量毫光」/大田南畝詩歌/浅野家墓碑(3代〜12代)/銅鐘(天正4年・1576年)