【宗派名】最上稲荷教 総本山
【別名】最上稲荷
【住所】岡山県岡山市高松稲荷712
【本尊】最上位経王大菩薩
【開山】天平勝宝4年(752)
【開基】報恩大師
【由緒】御神体は、天平勝宝4年(752)報恩大師が稲荷山八丈岩で苦修錬行の際に感得、自ら刻まれた霊像である。故に本山は八丈岩が最上尊降臨の根本霊場となっている。報恩大師が特に孝謙・桓武両帝の御帰依を得て勅願祈祷されるに及んで、最上尊は大衆の信仰へと受け継がれた。中世に至って度重なる戦乱によって堂塔伽藍は烏有に帰してしまったが、最上尊は難を逃がれ、慶長6年(1601)中興の祖である日円聖人が、領主花房公と提携して「最上稲荷山妙教寺」として、最上尊の聖跡を再興し、最上稲荷興隆の礎が築かれた。開山報恩大師、そして中祖日円聖人以来、累世に渡って法燈が継承される間に、歴代山主のたゆまぬ布教によって、今日この「吉備路合掌の里」において、最上尊の御威光はさらにその輝きを増している。
【寺宝】開山報恩大師像/最上位経王大菩薩絵姿/その他に、年頭祈願大祭、節分祭豆まき式、鑽仰茶会、夏季大祭、大菊花展、お火たき大祭など、様々な行事が毎年行われている。