【寺院名】仁王山 満願寺(まんがんじ)

【宗派名】真言宗智山派
【別名】汗藥師様
【住所】栃木県河内郡上三川町大字東汗1105
【本尊】不動明王
【開山】勝道上人
【開基】神護景雲2年(765年)
【由緒】薬王院満願寺は、山号を仁王山と号し、真言宗智山派に属する名刹である。同寺は、神護景雲2年(765)称徳天皇の御代、下野国芳賀郡の人・勝道上人が日光開山の帰途の際、この地に立寄り、日光立木観音満願寺にちなみ、不動明王を本尊としてこの満願寺を開山したのが始まりである。時に上人御年36歳であった。その後、大同2年(807)、弘法大師が巡教のおり、一木をもって薬師如来三体を刻み一体を安置した。爾来幾星霜の年月がすぎ去ったが、法灯は守りつがれて今日にいたっている。また同寺は、別名を汗薬師様とも呼ばれ、広く人々の信仰を集め、参詣客はあとをたたない。境内の満願寺かやは、上三川町天然記念物であり、栃木県名木百選となっている。
【寺宝】阿弥陀如来坐像(県文)/薬師如来坐像(町文)弘法大師作/日光菩薩立像(町文)/月光菩薩立像(町文)/不動明王立像(町文)弘法大師作/天部立像(町文)/絵馬(町文・町内最大)/金剛力士像(運慶作)/楼門(仁王門・町文)/薬師堂(町文)/榧(かや)栃木県名木百選町天然記念物