【宗派名】真宗大谷派 巡讃地
【別名】二俣御坊
【住所】石川県金沢市二俣子ノ8
【本尊】阿弥陀如来
【開山】
【開基】如乘法印
【由緒】二俣本泉寺は、創立以来、井波瑞泉寺(現別院)や越前吉崎御坊とともに、加越における真宗興隆の基盤を成したものである。嘉吉2年(1442)、蓮如上人の叔父に当たる如乘法印が、二俣の地に坊舎を作ったことに始まる。宝徳年間(1449-52)に初めて二俣を訪れた蓮如上人は、しばらく叔父如乘法印と起居を共にし、寺運の興隆に力を尽した。文明3年(1471)に再び二俣を訪れた上人は、亡き叔父の恩誼を感じ、自らの次男蓮乗に本泉寺第2代を継がせ、後に第七男蓮悟に第3代を継がせたのであった。また布教の余暇をみて造作された庭園には、上人自ら3首の歌が刻まれている。現在、庭園の遺跡に立ち、その遺品、筆跡を拝するにつけ、念仏弘興の大行に身を挺した上人の偉大な行跡が感じられ、今尚人々の深い信仰を集めている。
【寺宝】蓮如上人鏡の御影/水主の名剣/母堂三種の形見/蓮師御着衣 2点/蓮如上人御頂骨/同、御袈裟・念珠/つぶら児の名号/その他、多数あり