【寺院名】竜谷山 本願寺(ほんがんじ)

【宗派名】浄土真宗本願寺派 本山
【別名】西本願寺
【住所】京都府京都市下京区堀川通花屋町下ル
【本尊】阿弥陀如来
【開山】親鸞聖人
【開基】
【由緒】西本願寺は、宗祖親鸞聖人の末娘の覚信尼が東山大谷に聖人の廟所を開き、その像を安置したことに始まる。堂宇が建てられたのは、文永9年(1272)のことである。その後教団が隆盛となるにつれて、他の仏教諸宗や、戦国大名との間にいざこざが絶えず、本願寺は各地を転々としていたが、豊臣秀吉が現在の敷地を寄進したので漸くここに落ち着き、本山にふさわしい堂宇が完成した。その後、慶長7年(1602)教如上人が東本願寺を別立、ここに本願寺は東西に分派した。また、元和3年(1617)には火災に見舞われ、惜しくもほとんどの建造物が焼失してしまった。現在の建物はこの後に再建、または移築したものである。境内の南東隅に姿を見せる飛雲閣は、秀吉の邸宅であった聚楽第から移したもので三層になっており、各層の襖絵や壁には狩野永徳や山楽、元信らが筆をふるっている。また、唐門は伏見城から移したものと伝えられている。
【寺宝】虎渓の庭(特別名勝)/飛雲閣(国宝)/唐門(国宝)/書院(国宝)/北能舞台(国宝)/親鸞聖人画像(鏡御影)(国宝)/三十六人家集(国宝)/書跡熊野懐紙一巻(国宝)/御影堂(重文)/本堂(重文)/その他国宝、重要文化財等多数