【寺院名】高野山 遍照尊院(へんじょうそんいん)

【宗派名】高野山真言宗 準別格本山
【別名】
【住所】和歌山県伊都郡高野町高野山303
【本尊】両界大日如来
【開山】
【開基】
【由緒】遍照尊院は弘仁の昔、弘法大師が高野山開創にあたって苦修練行された聖跡で、内の八葉の1つ遍照ケ峰、高野山七廟の1つ遍照ケ岡に建立されている。大師がこの地で修行された時、四囲が光明に輝き、香気林に満ち、摩訶毘盧遮如来如意宝生の三昧を体得した。故に遍照ケ岡と名づけられ、本院が建立され、大師の宝号のまま遍照尊院と称された。江戸時代には、津軽家との檀縁深く、その関係の文献画像が数多く残されている。その後明治25年(1892)の大火で焼失したが、昭和9年(1934)の弘法大師御入定1100年ご遠忌を記念して再興に取り掛かり、50年を経て現在に至っている。現在、遍照尊院は宿坊となっており、昭和54年(1579)秋には学習院大学生としての浩宮様が御宿泊されるなど、信仰と観光の両面において、人々に喜ばれている。
【寺宝】本尊両界大日如来/位牌奉安殿/納骨堂/水子供養殿/その他多数