【宗派名】曹洞宗
【別名】
【住所】静岡県磐田市城之町4丁目2722-1
【本尊】聖観世音菩薩
【開山】天翁義一大和尚
【開基】
【由緒】福王寺の開創は1000年前、真言宗高野山の末派として建立されたが、永享年間(1744-48)に至り衰微したため、順徳天皇(在位1210-21)第3皇子寒巌義尹禅師の曽孫である天翁義一禅師を迎え、改めて曹洞宗として再興し開山となった。福王寺の本尊である聖観世音菩薩は、聖武天皇(在位724-749)の御代、当時の名僧行基菩薩の御作と伝えられ、創立の昔より本堂正面に安置されている。かつて今川義元の重臣がたてこもり、本尊聖観世音に開運の祈願をし、終に大勝したと伝えられる。以来、厄除開運の観音として霊験あらたかに衆生の苦難を救い、広大の慈悲を垂れ給う尊い観世音菩薩である。また昭和61(1986)年7月には、本格的書院づくりの大書院「法輪閣」が完成し、北側らは孟宗竹林を背景とした大庭園が広く一望に眺められ、東側には美しい音が聞こえる「水琴窟」があり、心の憩の場、安らぎの場として最適である。
【寺宝】ダッタン王の袈裟/アキザキヤツシロラン(天然記念物)/唐獅子の香爐/大書院「法輪閣」--昭和61年7月に丹羽廉芳永平寺貫首の導師のもと落慶。74畳の大広間は、禅宗寺院の本格的書院づくりである。