【寺院名】亀岳林 萬松寺(ばんしょうじ)

【宗派名】曹洞宗 格地
【別名】
【住所】愛知県名古屋市中区大須3-29-12
【本尊】十一面観世音菩薩
【開山】大雲永瑞大和尚
【開基】万松寺殿桃巌道見
【由緒】万松寺は天文9年(1540)織田信秀公が織田家の菩提寺として開基し、十一面観世音菩薩を本尊として、開山には伯父にあたる大雲永瑞大和尚を迎えた。2年余の歳月をかけて建てられた壮大な寺院で、亀が沢山住んでいたという土地の特徴から亀岳林万松寺と名づけられた。慶長15年(1610)名古屋城を築くにあたって現在の地に移転し、その後も尾張家の朱印寺として信仰が厚かった。徳川末期から次第に衰退したが、大正元年(1912)、37世大円覚典和尚が寺境の大部を開放、四隣を開拓し、万松寺中興の偉業を果たした。明治年間、日本・タイ親善のため、覚王山日泰寺に仏舎利が分骨された時、万松寺からその行列が出発した。第二次世界大戦で戦火に遭ったが、付近の人々と相互繁栄を図り、人々の信迎厚く今日に至っている。
【寺宝】不動明王--加藤清正がいつも礼拝していたという石像で、「身代わり不動」と名付けられている。/御深井(おふけ)観音/仏足石/その他多数