【寺院名】難波別院(なんばべついん)

【宗派名】真宗大谷派
【別名】南御堂
【住所】大阪府大阪市中央区久太郎町4-1-11
【本尊】阿弥陀如来
【開山】親鸞聖人
【開基】本願寺第12代教如上人
【由緒】浄土真宗は、親鸞聖人(1173-1262)によって開かれ、中興の祖と仰がれる本願寺第8代蓮如上人によって飛躍的な伸展を遂げた。文禄4年(1595)本願寺第12代教如上人は、渡辺の地に大谷本願寺を建立し、慶長3年(1598)に現在の難波別院の地に移り、東本願寺が慶長7年(1602)に徳川家康の寄進により京都に建立されるまで、難波別院は真宗大谷派の本山であった。その後正徳4年(1714)に建立された旧堂宇は、昭和20年(1945)戦火により焼失してしまったが、昭和36年(1961)に再建された。この本堂は、鳳凰が羽を広げたような典雅壮麗な重層屋根の鎌倉様式で、御堂筋から山門の石柱を通して常に本尊が拝せるように設計されている。また、この院が御堂筋の中心に位置していることから南御堂と称され、「大谷本願寺文禄丙申五年暦」と銘のある大梵鐘が境内に保存されている。
【寺宝】蓮如上人木像/阿弥陀如来像/大谷本願寺銘のある梵鐘/芭蕉句碑/金灯籠/本堂余間襖絵/宗祖親鸞聖人御影/本堂後門壁画「音声菩薩」/その他多数