【宗派名】真言宗中山寺派 大本山
【別名】
【住所】兵庫県宝市中山寺2丁目11-1
【本尊】十一面観世音菩薩
【開山】聖徳太子
【開基】
【由緒】大本山中山寺は聖徳太子の創建による我が国最初の観音霊場である。御本尊は十一面観世音菩薩で、インド勝鬘夫人の姿をうつした尊像と伝えられる。文武天皇(在位697-707)の御代、三十三所観音霊場巡拝の風習が興ると、「極楽中心仲山寺」と称されて、中山寺は第1番札所と決まり、のち花山法皇(在位984-986)の御代、第24番札所となり、今日に及んでいる。中山寺は安産祈願本邦随一の霊場として代々皇室の崇信も篤く、武家庶民からも深く信仰されてきた。ことに豊臣秀吉は中山寺に祈願して秀頼を授かり、秀吉亡きあと秀頼は片桐且元に命じ、現在の伽藍を再建した。また、幕末には中山一位局、同寺の鐘の緒を受け、明治天皇を御平産遊ばされてより、日本で随一の明治天皇勅願所となり、いよいよその霊徳を高め、全国から集まる多くの参詣者で日々賑わっている。
【寺宝】木造十一面観世音菩薩(国重文)/木造金剛界大日如来坐像(国重文)/木造薬師如来坐像(国重文)/木造聖徳太子勝鬘経講讃坐像および附属仏具類一式(国重文)/本堂(県重文)/權現堂(県重文)/山門(県重文)/その他多数