【寺院名】清心山 中島観音堂(なかじまかんのんどう)

【宗派名】
【別名】普門院観音寺
【住所】高知県土佐郡土佐町中島
【本尊】千手観音
【開山】
【開基】
【由緒】中島観音堂は、山号を清心山、別名を普門院観音寺と称する。もともとは現在地になかったが、観音堂に残っている棟札によると、寛永4年(1627)9月18日に新たに観音寺の本堂が建立されて供養が盛大に行われ、安永5年(1776)11月に観音堂が建立されたという。一説にこの大川筋には、沢山のミサキ(突出部)があって、これらのミサキには往古から悪霊亡魂の災があり、この地の人々はこれらの霊を恐れて暮らしていた。そこで、それを鎮めるために観音堂を祀ってからは、霊も鎮まり、中島地区の住民も安穏の日々を過ごすようになったと伝えられている(土佐町史より)。旧暦6月17日の夜が大祭日であり、多くの人々が訪れる。
【寺宝】木造十一面観音立像(県重文)--製作は11世紀とみられている/木造天部立像--平安後期作/鰐口--応永9年(1403)