【寺院名】覚英山 道林寺(どうりんじ)

【宗派名】法華宗陣門流
【別名】
【住所】山形県鶴岡市大山3-3-16
【本尊】三宝尊
【開山】住善院日性
【開基】法印全覚日玄
【由緒】道林寺は真言僧全覚の創立であるが、享禄4年(1531)、本成寺9世日覚大僧正の奥州巡化の折、その教化により帰伏改衣して全覚日玄と改名し寺号を妙昌院と称した。その後文禄3(1594)年本鏡寺6世住善院日性を迎えて開山となし、本成寺末として寺号を妙照寺と改称した。荘内藩主酒井忠勝の七男忠解は、浅草田原町に在住していたが、忠勝の遺言により大山1万石に分地され、寛文4年(1664)領主となった。まもなく忠解は、鷹狩の途次風雪に遭い急逝し、妙照寺に埋葬されたことから菩提所となった。宝永5年(1708)、妙照寺は清領寺とともに忠解殿舎の一部を移築して本堂が建立され、寺内に御廟を設けて、その法名「道林院殿備州大守覚英日慈大居土」に因み、覚英山道林寺と改称し現在に及んでいる。近年では、屋根改葺、位牌堂、客殿の新築、堂宇の改築を続け、寺観が整えられている。
【寺宝】一塔両尊及鬼子母神尊像/大聖人御直筆御本尊一軸/酒井備中守遺品 金高蒔絵硯筥、硯、角鏡、高麗焼茶碗、茶臼、その他日常用品多数/清領院殿筆妙法蓮華経八軸/その他多数