【寺院名】五剣山 東福寺(とうふくじ)

【宗派名】真言宗御室派
【別名】
【住所】徳島県美馬郡貞光町端山字木屋341
【本尊】不動明王
【開山】忌部玉淵宿祢
【開基】弘法大師
【由緒】五剣山東福寺は、本尊に不動明王を祀る真言宗御室派の名刹である。寺の縁起によれば、神亀元年(724)に忌部大祭主玉淵宿祢が忌部神社の法楽として法福寺を創立、さらに、東寺・西寺を建て、後、東福寺・西福寺と改め、忌部別当寺としたという。また寺伝には、弘法大師巡錫の時、南山に宝剣の天中より下るを見て、地を利し、不動明王像を刻み、宝剣を持たし本尊として、弘仁3年(812)に吉良の地に開創したと伝えられている。文化2年(1805)に火災に遭い、同3年、現在地に移転、天保4年(1833)に再建された。山門は、明治29年(1896)建立されたもので、現在に至っている。また、現在は、精進料理を出しており、絵画の寺と精進料理の寺として有名で、広く世の人々に親しまれている。
【寺宝】十三仏図(県文・室町時代初期)/懸仏(鎌倉時代初期)/九重層塔(鎌倉時代)/襖絵(明治時代初期)/その他、仏画・書画多数