【宗派名】華厳宗 総本山
【別名】
【住所】奈良県奈良市雑司町406-1
【本尊】毘盧舎那佛(大佛)
【開山】
【開基】聖武天皇・良弁僧正
【由緒】東大寺は平城京の東方に建立された官大寺であり、ヒガシノオオデラと称された。聖武天皇は天平15年(743)10月15日に滋賀県信楽宮で華厳経の教理に基づいて盧舎大佛像の造立を発願。平城遷都とともに平城京の東郊、添上郡山金里で鋳造工事を再開した。同19年から3年、天平勝宝元年(749)10月に完成。大仏殿は天平勝宝4年4月に完成し、盛大な開眼供養会が営まれた。初代別当には少僧都良弁が任命された。その後延暦8年(759)まで造営が続けられた。しかし治承4年(1180)、永禄10年(1567)に兵火により堂舎のほとんどが灰燼に帰したが、その度再興された。数々の修理も加えられたが、昭和48年(1973)から55年(1980)にかけて昭和の大修理が行われ、同10月15日、落慶法要が営まれた。現在は宗内36寺、多くの教会・説教所を統括する華厳宗大本山である。
【寺宝】大佛殿、南大門、開山堂、法華堂、鐘楼、転害門(以上国宝)/毘盧舎佛、誕生釈迦佛像、南大門金剛力士像、僧形八幡神像、良弁僧正像、重源上人像、八角燈籠、不空羂索観音像、戒壇院四天王像(以上国宝)/その他、二月堂、四聖御影図など重文も多数あり