【寺院名】長岡山 長念寺(ちょうねんじ)

【宗派名】真言宗智山派
【別名】長岡観音
【住所】山形県寒河江市丸内2-4-19
【本尊】不動明王
【開山】
【開基】
【由緒】寒河江の少京都、長岡観音堂の秘仏本尊十一面観音立像は、平安期(貞観年間)に弘法大師空海の高弟真済僧正が寒河江中心部の長岡山頂上に安置したとされている諸願成就の寺です。観音像は寒河江初代城主大江親広が鎮城守護仏とし黒印を拝領し、十八代にわたり厚く崇拝した。室町期には、国内有数の歴史を持つ最上三十三観音の霊場となる。慶応3年長岡山にあった観音堂は、寒河江・柴橋代官所の統合庁舎を建設することになり別当寺の長念寺に移された。
長念寺は寒河江城址三の丸地内にあり、鎌倉期に寒河江初代城主大江親広により祈願所として建立された。大江氏は惣持寺という末寺約四〇ヶ寺を持つ中本山の寺格の広大な寺院を創建したが、長念寺はその末寺筆頭として室町期より知事役を務めていた。しかし、明治三年、明治維新政府の神仏分離令、廃仏毀釈や寺院経済の破綻等から惣持寺は廃寺となり、寺格をはじめ貴重な仏像・仏具等の大部分が長念寺に譲渡された。
【寺宝】東北有数の『木造五智如来坐像』、 県内有数の『木造不動明王坐像』、 一つの台座に両界の大日様が並ぶ希少な『木造両界大日如来坐像』、 願主が患部を撫でて願う『賓頭盧尊者坐像』、 坐像・立像に比べ数少ない左足をおろした『延命地蔵菩薩半跏像』、 願主が抱きかかえて子授けや縁結びを願う『子授け良縁地蔵』 など他多数有り
【公式サイト】 http://www.nagaoka16.com/