【宗派名】信貴山真言宗 総本山
【別名】
【住所】奈良県生駒郡平群町信貴山
【本尊】毘沙門天王
【開山】聖徳太子
【開基】
【由緒】大和国信貴山は毘沙門天王が日本で最初に出現した霊地である。聖徳太子は、582年同山で毘沙門天王を感得し、自ら天王の尊像を彫刻し、寺院を建立して祀った。信ずべき、貴ぶべき山として信貴山と名づけた。延喜2年(902)醍醐天皇が御病気にかかられた時、同山の毘沙門天王の加護によりたちまち御全快になり、大変喜ばれ、朝護孫子寺の勅号を受け、それ以来信貴山朝護孫子寺と名づけられた。本堂は聖徳太子の開基で慶長年間(1596-1615)、豊臣秀頼再建によるものであったが、昭和26年(1951)漏電のため炎上、幸い秘仏本尊は安泰を得て、昭和33年信者の奉賛により、備州檜造りで再興落慶した。毘沙門天王は七福神の中でも商売繁昌、家内安全、開運長久、心願成就の福の神として有名で、関西をはじめ広く全国から篤く信仰されている。
【寺宝】毘沙門天王像/信貴山縁起絵巻(国宝)--有名な鳥羽僧正の画、藤原行成卿の詞書で国宝中の最大逸品である。筆力雄健古画蒼然一見其の妙技に驚嘆せざるをえない。/その他多数