【宗派名】日蓮宗
【別名】
【住所】福井県小浜市小浜酒井8
【本尊】久遠の本師釈迦牟尼佛
【開山】安住院日源上人
【開基】正護比丘尼
【由緒】長源寺は、康暦2年(1380)越後国(新潟県)蒲原郡出身の安住院日源上人の開山であり、万葉集にも読まれた若狭の名山、後瀬山麓に創建された。その後、大永2年(1522)若狭守護武田元光が、後瀬山上に築城の際、館舎建設のために現在の地に移築されたものである。当時は、一帯の沼地中の島であったので、山号を「向島山」と名付けられたと伝えられる。長源寺は、建長5年(1253)日蓮大聖人が、立教開宗され、法華一乗の法を説かれた、鎌倉松葉ケ谷にあった草庵(のち本国土妙寺)以来の法灯を受け継ぐ、京都大本山本圀寺の若狭弘通の地として創建された寺であるので、室町初期には、本国寺派若狭地方の拠点として発展した。以後、中世、近世、さらに近、現代に至るまで、連綿として存続している。
【寺宝】日蓮聖人曼荼羅本尊/日蓮聖人断簡/開山日源上人筆/後土御門天皇証判守護国家論 一巻(市文)/絹本着色弥靭菩薩画像(重文)/蓮池輪宝沈金経箱一合(市文)/鰐口一口(市文)/その他、古文書類多数有