【寺院名】瑠璃光山 大勝寺(だいしょうじ)

【宗派名】高野山真言宗
【別名】
【住所】兵庫県氷上郡市島町上垣467
【本尊】薬師如来
【開山】快弘法印
【開基】慶長6年
【由緒】大勝寺は、山号を瑠璃光山と号し、高野山真言宗に属する名刹で、鴨庄の岩戸寺と関係が深い。創立は、慶長6年(1601)8月、快弘法印によって開かれ、本尊は薬師瑠璃光如来である。同寺が瑠璃光山大勝寺と命名されたのは、開創より84年後の貞享2年(1685)に、中興開山と呼ばれる快深法印が薬師如来を勧請したときからである。その後落雷のため出火、堂宇を焼失するが薬師像は災を免れ、200年前に本堂等再建、さらに天保11年(1840)に荒廃は甚だしかった薬師堂が再建され、その竣工を機会に、薬師瑠璃光如来を秘仏とし、33年ごとに開扉することになり、今日に至っている。また、厄除け、安産で全国に広く知られる帯解き地蔵(恵心僧都作)があり、古来より、霊験あらたかと人々の崇敬をあつめつづけている。郡西国2番霊場。
【寺宝】薬師瑠璃光如来(秘仏)/帯解き地蔵尊--恵心僧都が作ったと云われ、戦国の頃上垣の城主吉見弾正重旨の守り本尊であった。天正6年(2578)の戦乱で久しく城跡の草に埋もれていた地蔵尊を快弘法印が発見し、寺に祀ったという。