【宗派名】臨済宗南禅寺派 一等地
【別名】
【住所】山口県萩市青海4132
【本尊】南無大悲観世音菩薩
【開山】言如円尊
【開基】毛利綱広
【由緒】大照院は、明暦2年(1656)に萩藩2代藩主毛利綱広によって創建されたが、およそ90年の後火災に遭い、寛延3年(1750)に再建され今日に至る。その寺号は、初代藩主毛利秀就の法号に因んで命名されたもので、ここに秀就夫妻をはじめ6藩主夫妻とこれにゆかりの深い人々の墓所があり、東光寺とともに毛利家の菩提寺とされた。毛利綱広は、亡父の菩提を弔らうため、承応3年(1654)春からここに堂宇の改築を始め、霊椿山大照院と改称し、言如円遵和尚を開山として、臨済宗本山京都南禅寺の末寺となる。延享4年(1747)2月、大照院は火災のため全焼したが、6代藩主宗広は、再建を熱望し、わずか3ケ年で、本堂・庫裡・鐘楼門・方丈などができた。これが現在の大照院の建物である。のちに経蔵もでき、今に至る。
【寺宝】木造赤童子立像(国重文)/萩藩主毛利家墓所(国史跡)/木造釈迦如来座像(県重文)/木造義翁和尚倚像(県文)/庫裡(県文)本堂、書院、鐘楼門、経蔵(以上市文)/大照院大フジ(市天然記念物)/雲谷派の襖絵--その他同派の屏風や掛軸等、多数