【寺院名】橋池山 立江寺(たつえじ)

【宗派名】高野山真言宗 別格本山
【別名】立江の地蔵さん
【住所】徳島県小松島市立江町字若松13
【本尊】延命地蔵尊
【開山】行基菩薩
【開基】行基菩薩
【由緒】立江寺は、人皇45代聖武天皇(在位724-749)の勅願寺として天平年間に行基菩薩が光明皇后の安産の念持仏として勅命により、閻浮壇金をもって一寸八分の本尊「延命地蔵尊」(子安の地蔵尊)を作り伽藍を建立開基した。弘仁6年(815)に弘法大師が四国霊場開創の折、ここに留錫し一寸八分の小像だけでは紛失の恐れがあるとして自ら一刀三礼六尺の大像を刻み、小像をその胸に秘収安置し「立江寺」と号し第19番の霊場とした。元は清水奥谷山麓にあった巨刹であったが、戦国時代に兵火に遭い、江戸時代蜂須賀家初代蓬庵により現在の地に移転再興された。世に「子安の地蔵尊」「立江の地蔵さん」と称され西国巡礼御詠歌集に、高野山、善光寺と並んで取り上げられているほど、信仰の篤い名刹である。また、「四国のお関所」として四国八十八ケ所の根本道場としても有名である。
【寺宝】釈迦三尊図(国重文)/肉付「鐘の緒」/本堂の絵天井/その他