【宗派名】東寺真言宗 別格本山
【別名】
【住所】兵庫県神戸市中央区再度山一番地
【本尊】聖如意輪観世音菩薩
【開山】和気清麻呂公
【開基】
【由緒】神護景雲2年(768)、称徳天皇(在位764-770)の勅を受けた和気清麻呂公が寺院建立の地を求め山中へ来た時大蛇に姿を変えた「聖如意輪観世音菩薩」に命を救われ霊験を感じ、この地に伽藍を建てたのが大竜寺の始まりである。延暦23年(804)、弘法大師が入唐する時、所願成就を本尊に祈願し、長安青竜寺で秘密の大法を修め、無事帰国の後、再び本尊に報恩謝徳のため7日間秘法を勤修し、それ故「再度山」と呼ばれるようになった。霊験伝説は多く、特に後円融上皇(在位969-984)の中風を善妙上人の本尊7日間祈願をもって平癒されたので、中風除け加持ご祈祷の寺として、代々の住職がこの秘法を受け継いでいる。乱世で荒廃と再興を繰り返したが、寛文年間(1661-73)、実祐上人が尼崎城主光録居士の協力を得て弘法大師八十八ケ所霊場を勧請、明治の廃仏棄釈にも時の住職井上徳順和尚と地元の人々で法燈を維持し、今日に至っている。
【寺宝】菩薩立像(重文)/その他 ※神戸七福神霊場/近畿十楽観音第8番霊場/摂津西国三十三ケ所第6番札所/摂津八十八ケ所第82番札所/近畿三十六不動尊霊場札所