【寺院名】長崇山 大坊本行寺(たいぼうほんぎょうじ)

【宗派名】日蓮宗 本山
【別名】
【住所】東京都大田区池上2-10-5
【本尊】一塔両尊四士
【開山】日澄聖人
【開基檀越】池上宗仲公
【由緒】弘安5年(1282)10月13日、日蓮大聖人が入滅された霊跡である。弘安5年、常陸国へ湯治へ行かれる途中、池上宗仲邸へ逗留された大聖人は、病重く、10月8日に6人の弟子(日昭、日朗、日興、日向、日頂、日持)に後事を托され、10月13日、入滅された。大聖人の滅後、宗仲は邸を寄進して寺とし、長崇山本行寺と称した。本行寺を大坊と通称するのは、大聖人が晩年住まわれた身延の庵を大坊と呼んでいたことに因んだものと伝えられている。昭和11年(1936)3月に史跡に指定されている。入滅された部屋の跡に建てられた堂宇は特に「ご臨終の間」と呼ばれている。その他堂内には「お寄り掛りの柱」をはじめ、中央に大聖人自ら鏡を見て自作したという「自鏡満願の祖師像」など、宗祖由縁の貴重な品々も多い。大聖人入滅の折、時ならず咲いたと言われるお会式桜も有名である。
【寺宝】宗祖御灰骨/聖徳太子像/先師御本尊類/板碑(宗門最古のもの)/法華経板木(都重宝)/その他、大聖人由縁の品々も数多く有する