【寺院名】宝亀山 相応寺(そうおうじ)

【宗派名】浄土宗
【別名】公安院
【住所】愛知県名古屋市千種区城山町1-47
【本尊】阿弥陀如来
【開山】本蓮社眼譽呑屋大和尚
【開基】徳川義直
【由緒】相応寺は、山号を宝亀山と号し、浄土宗に属する寺院である。開創は、寛永20年(1643)、尾張藩祖徳川義直が実母相応院(お亀の方)の亡きあと、その菩提を弔うために寺を建立した。はじめは東区山口町に位置し、寺領は300石を有したといわれる。知恩院の尾張美濃両国の布令頭で、山内の塔頭は、東月院、玉相院他3カ寺を備え、寺運は隆盛を極めた。歴代藩主が崇拝し、参詣した寺院であり、殊に義直は、徳川家康の九男で、その母お亀の方は家康の側室であったことなど、相応寺がいかに由緒正しき名刹であるかを窺うことができる。昭和10年(1935)現在地に移転し、今日まで参詣者の絶えることなく存在している。
【寺宝】眼誉上人木像/相応院画像/義直筆浄土三部経/山号額/寺号額/その他