【宗派名】真言宗善通寺派 総本山
【別名】
【住所】香川県善通寺市善通寺町3-3-1
【本尊】薬師如来
【開山】弘法大師
【開基】
【由緒】総本山善通寺は、弘法大師誕生の霊跡で、大師が自ら建立した真言宗発祥の根本道場である。御母玉依御前が「天竺の聖人飛び来りて懐に入る」という夢を見て、12カ月たって宝亀5年(774)6月15日に現在の御影堂の所で生まれた。大師は唐より帰ってきた後、恩師である恵果和上の青竜寺を模してこの地に七堂伽藍を建立、御父善通卿の名をとって、五岳山誕生院善通寺と号した。昔から歴代の天皇の叡信篤く、また大師の御作や御遺品など寺宝が数多く残されており、京都東寺・高野山とともに大師の三大霊場と称されて信仰を集め、また四国霊場第75番札所として全国各地から参拝に訪れている。近年、中国西安市の青竜寺跡にある空海記念碑を模して、弘法大師1150年御遠忌大法会の卒塔婆として空海記念碑と済世橋が建立された。
【寺宝】一字一仏法華経序品(国宝)/金銅錫杖頭(国宝)/吉祥天立像(重文)/地蔵菩薩立像(重文)/善通寺伽藍並びに寺領絵図(重文)/境内にある大楠は、樹齢千数百年をこえ、大師の当時を追懐すべき名木で、香川県の天然記念物に指定されている。