【宗派名】浄土真宗本願寺派
【別名】
【住所】和歌山県東牟郡古座町古座78
【本尊】阿弥陀如来
【開山】
【開基】山本善内之介弘忠
【由緒】戦国時代の武将であった山本善内之介弘忠は、本願寺と織田信長との石山合戦に際し、本願寺派武将として参戦、兄兵衛尉弘朝を戦いに失いながらも最後の講和に至るまで本願寺に竜城を続けた。講和に際し、弘忠は八木與十郎なる者を義のために討取り、その後出家した。天正8年(1580)一族と共に古座に移住、翌年3月、当寺を建立した。当初は善内寺と号したが、寛文年間(1661-73)に善照寺と改称した。重要文化財の阿弥陀三尊像と、開基仏となっている阿弥陀仏画像は、ともに本願寺第11代顕如宗主より下付されたものである。現在の堂宇は、善照寺第7代諦識少僧都の時代に、宝暦14年(1764)〜天明2年(1782)の18年間にわたって建立されたもので、重層の楼門とともにその偉容を今に伝えている。創建以来「古座御坊」と尊称され、紀南地方の浄土真宗の中核寺院として栄え、親鸞聖人の教えと法灯が脈々と伝えられている。
【寺宝】絹本著色阿弥陀三尊像(重文) 恵心僧都筆/六字尊号・蓮如上人筆 2幅/正信偈文・蓮如上人筆 2幅/親鸞聖人関東御修行絵伝 4幅/親鸞聖人御絵伝 4幅/その他