【寺院名】高田山 専修寺(せんじゅじ)

【宗派名】真宗高田派 古本山
【別名】専修阿弥陀寺
【住所】栃木県芳賀郡二宮町高田1482
【本尊】天拝一光三尊阿弥陀如来
【開山】親鸞聖人
【開基】親鸞聖人
【由緒】高田山専修寺は、関東地方の人々に教えを説き、衆生を導くため、親鸞聖人(1173-1262)自ら錫を止めて、7年の間念仏修行と仏法を広く行きわたらせるための根本道場とされた寺である。やがて聖人が京都へ帰った後にも聖人から直接教授された真仏、顕智両上人とすぐれた僧が相継ぎ、真宗教団の発展の上で、極めて重要な地となった。現在に至るまで「念仏高田」といい伝え、750年を経た今日も、約2万坪の境内に生い繁っている老樹、古色蒼然と建ち並ぶ七堂伽藍は、宗祖聖人の御足跡と共に往時の姿を今に伝えて、宗祖がこの地に在った往古を偲ぶのに充分である。また、毎年8月の顕智忌には、宗派の区別なく数万の群参で賑わうこと、現在本山に保管されている宝物が、この専修寺に襲蔵されていたものばかりであることは、真宗根本道場を立証していると言える。
【寺宝】聖徳太子二歳の木像(聖人自刻)/三方正面の阿弥陀如来/聖人直筆六字名号/聖人御持用の袈裟及び笈/聖人御常用の膳及び釜/四帝御下賜打敷 4枚/国宝三帖和讃ほか聖人直筆影印本/釈迦如来涅槃像/その他多数