【寺院名】西林山 浄土寺(じょうどじ)

【宗派名】真言宗豊山派四国霊場第四十九番札所
【別名】三蔵院
【住所】愛媛県松山市鷹子町1198
【本尊】釋迦如来
【開山】天平年間 明上人
【開基】
【由緒】浄土寺は天平年間(729-49)明上人の開創で、本尊釈迦如来は行基菩薩の作と伝えられる。寺運全盛時代は、寺域84方に及び、塔頭66坊を有し、その後衰微するが、建久3年(1192)源頼朝がこれを再興し、河野通信も田園を施入して寺領を増大した。応永年間(1394-1428)に火災に罹り伽藍堂宇を焼失したが、文明13年(1481)河野通宣は同寺に関する五ケ条の禁制を掲示し、その14年に再建、また永正元年(1504)には河野通篤祈願所として先規より安堵杖を交付した。室町末期に至り戦乱相継ぎ、兵災に罹い、さらに慶長5年(1600)の久米の役に遭遇し衰退したが、法印宥雄が奮起して再建に努力したため、寺運はようやく興隆した。しかし、天徳()957-61応和(961-64)の頃には到底及ばず、徳川時代を過ぎて今日に至っている。
【寺宝】本堂(国重文)/本堂内陣厨子(国重文)/木造空也上人立像(国重文)/その他