【宗派名】法華宗本門流 大本山
【別名】鷲の巣のお祖師様
【住所】千葉県茂原市鷲巣４８
【本尊】十界大曼荼羅
【開山】中老日弁聖人
【開基】日蓮大聖人
【由緒】鷲山寺は建治3年(1277)日蓮大聖人の直弟中老である日弁上人により、この地の小早川内記の邸宅に建立された。その由縁は、日蓮大聖人が小松原の法難の後、鎌倉への帰途、笠森観音堂で一夜を過ごされたことに始まる。翌朝この地の城主小早川内記が訪れ、大聖人を自宅に迎えた。大聖人は小早川宅に逗留された間、裏の山頂の日の宮に小庵を営み説法をされた。大聖人は身延に入山された4年後、弟子の越後阿利日弁上人に命じ、鷲山寺建立と常奥羽の弘教を託されたのである。大曼荼羅三幅と大聖人水鏡の御影はそのとき与えられたものである。日弁上人は小早川と協力、諸伽藍を建立、弟子日源に同寺を任せ、奥州弘教に旅出され途中の応長元年(1311)6月26日、奥州にて殉教された。同寺は長く関東法華の棟領と言われ、細草檀林を運営、徳川家や宮家からも厚遇され現在に至っている。
【寺宝】宗祖御真筆御本尊 2幅／宗祖御真筆「一谷御書」断片 6幅／開山日弁聖人真筆十界御本尊 3幅／その他多数あり