【宗派名】浄土宗
【別名】
【住所】香川県丸亀市南条町16
【本尊】阿弥陀如来
【開山】本誉南廓道阿
【開基】丸亀城主山崎甲斐守家治
【由緒】寿覚院は、寛永18年(1633)、西讃5万3千石の領主となった山崎家治が、丸亀城の再建に着手した際、同時に菩提寺として建立されたと伝える。開山は本誉南廓道阿である。当時の建物で現存するものは観音堂のみであるが、当初は山崎家の位牌堂だったのではないかと考えられる。丸亀市中における最古の建築物であり、市の文化財に指定されている。千鳥破風や金箔押の円柱、黒漆塗、極彩色の建築材・組物などが、桃山の様式を偲ばせる。本堂に安置の本尊の両脇侍、観音、勢至二菩薩の立像は、専門家の鑑定により藤原時代の造立とされている。なお、観音堂の本尊である十一面観音立像は、金毘羅宮の旧本尊であるとの言い伝えもあり、建立時より多くの信仰を集め、現在に至っている。
【寺宝】十一面観音菩薩像観音/勢至二菩薩立像/観音堂(市文)