【寺院名】朝倉山 真禅院(しんぜんじ)

【宗派名】天台宗
【別名】朝倉寺
【住所】岐阜県不破郡垂井町朝倉2006
【本尊】無量寿如来(阿弥陀如来)
【開山】
【開基】行基菩薩
【由緒】真禅院の開基は行基菩薩で、天平11年(739)、自ら本尊阿弥陀如来の尊像を彫刻され、象背山宮処寺と名付け、本州阿弥陀如来四十八願の霊刹の第34番札所と定めた。その後延暦(782-806)の年、勅命により比叡山延暦寺宗祖・伝教大師が、南宮神社と両部習合し、寺号を大神宮寺と改めた。文亀元年(1501)の火災で諸堂社焼失したが、美濃守護土岐政房に訴願して11年後に復興し、天正17年(1583)には豊臣秀吉より供田として160石、寺社堪忍分として200石の朱印を賜り、家康の代には405石の朱印状となった。慶長5年(1600)の関ケ原合戦で諸建築は兵火に遭い、3代将軍家光により再興された。また明治初年(1868)には神仏習合廃止により南宮社執行真禅院秀覚法印が22堂塔坊舎を統廃合し、村人の絶大な奉仕によりこの地に移し、朝倉山真禅院となし現在に至っている。
【寺宝】地堂(重文)/三重塔(重文)/梵鐘(重文)/鐘楼(県重文)/鉄塔(県重文)/薬師如来・伝教大師作(県重文)/その他多数あり