【宗派名】高野山真言宗
【別名】
【住所】岡山県備前市西片上
【本尊】阿弥陀如来
【開山】
【開基】行基菩薩
【由緒】真光寺の開基は古く、奈良時代天平11年(739)行基菩薩が自作の薬師如来を安置したと伝えられ、また天平勝宝年間(749-757)、報恩大師が孝謙天皇の勅により、備前48ケ寺を創設され、真光寺もその1つに数えられた。平安時代、真言宗に属し、密教道場として栄えたが、兵火のため廃滅し、室町時代応永年間(1394-1428)良宗法印が中興、堂塔僧坊多数を建立したが、その後衰退した。江戸時代に入り、備前藩の保護厚く、寺領36石余を受け、堂宇も次第に整備されたが、明治以前に2カ院を残して廃絶した。明治初年、春晴上人が衰退を憂い、復興に力を尽くした。また、後背の観音山を観音霊場として、西国三十三観音を勧請し、多くの参詣者をみる。昭和に入り、国鉄赤穂線・国道2号線の開通により環境一変したが、旧和気郡八十八カ所第5番札所の巡拝者・文化財の拝観者が絶えない。
【寺宝】本堂(国重文)/三重塔(国重文)/仁王門(市文)/大師堂/鐘楼/鎮守社/観音堂/地蔵堂/その他