【宗派名】浄土真宗本願寺派
【別名】
【住所】広島県竹原市竹原町
【本尊】阿弥陀如来立像
【開山】
【開基】
【由緒】照蓮寺は、山号を竜頭山と号し、浄土真宗本願寺派の寺で、本尊に阿弥陀如来立像を安置する。開創については詳しくはわからないが、もとは曹洞宗定林院と称したと伝えられている。慶長8年(1603)宗具が入山して現在の真宗に転宗、今日に至る。同寺は、室町時代初期、木村城主・竹原小早川氏の帰依を厚くうけ、学問所(隆景学問所)となっていた。さらに江戸後期には儒学者・頼山陽(らいさんよう:1780-1832)をはじめ、頼一門の学問所ともなり、江戸時代の竹原文化の中心的役割を果たし、恵明、片雲などの名僧がここから輩出されている。同寺に頼一門等の筆墨など、多くの古文書類が残されている由縁である。境内の庭園は小祇園と呼ばれ、県内でも有数のもので、訪れる人が多い。また、頼春風一門の墓もある。
【寺宝】朝鮮鐘(国重文)--小早川隆景が朝鮮の役の戦利品として持ち帰り、寺に寄進したもの。峻豊4年(963)の銘あり/阿弥陀如来立像