【寺院名】萬松山 勝楽寺(しょうらくじ)

【宗派名】曹洞宗 法地
【別名】小山田閣
【住所】愛知県幡豆郡吉良町小山田字稠34
【本尊】子安地蔵菩薩(伝後白河法皇御自作)
【開山】雲山民耕師(曹洞宗)
【開基】權大僧密顕法印(真言宗)
【由緒】勝楽寺本尊・子安地蔵菩薩は、後白河法皇(在位1155-58)の手になるもといわれ、一刀三礼、御丈八寸の御木像祢である。延元4年(1339)勝楽寺創建の時、足利尊氏公(1305-58)は寺の入口に、国家安泰、民福多幸を祈念して「足利誓いの松」を植え、地蔵尊遷座御奉安した。当時、難産に苦しむ妊婦が真心を籠めて祈願すれば即時安産と言われ、誰れ言ふと無く子安地蔵菩薩と崇め、満願霊験顕著となり、爾来、参拝者日々後を絶たない。尊氏公は地蔵尊信仰者と伝えられている。戦後、境内出林より岩場古墳が発見され、本土品に国家的、銘品との評価を得た。これらと合わせて伝来の宝物類、美術品、文化資料等を保存、管理し、文化向上発展のため貴重な社会教育資料として公開、社会に貢献することを目的に、聰明閣、文殊殿が建立された。近郷はじめ国内何處にも見られないと感嘆、賞賛の声があがっている。
【寺宝】巨勢の金岡仏画、その他仏画/徳川家康公延命長寿祈願の高砂像/豊臣秀吉公朝鮮征伐勲功者への朝鮮銅羅/大岡越前守、大久保彦左エ門、ハリス長官、真田幸村等が使用した家具、机など、その他多数