【寺院名】護念山 称名寺(しょうみょうじ)

【宗派名】浄土宗
【別名】
【住所】北海道函館市船見町18-14
【本尊】阿弥陀三尊
【開山】称誉円龍上人
【開基】
【由緒】称名寺は、正保元年(1644)伊勢の国から称誉円龍和尚が、阿弥陀如来の御木像を奉持して渡島、亀田村(今の市内亀田八幡宮の付近)に一宇を建立して阿弥陀庵と称したのが始まりである。元禄3年(1690)に護念山摂取院称名寺と公称され、宝永5年(1708)西部地区(今の弥生小学校の場所)に移転した。その後、明治12年(1879)の大火により灰に帰し、現在の場所に移されるが、ここに移りしも大火により2回焼け、昭和4年(1929)、鉄筋コンクリートの現本堂を完成、現在に至っている。開創以来法灯は代々続き、人々の深い信仰を集めている。また、同寺は、幕末には幕府箱館奉行の仮本陣となり、箱館開港の時にはイギリス・フランスの領事館に利用された。
【寺宝】足利時代北海道最古の古碑(道文)/本尊阿弥陀三尊(市文)/藤原時代十一面観音(市文)/その他多数あり。