【宗派名】曹洞宗
【別名】
【住所】愛知県名古屋市瑞穂区大喜町1-28
【本尊】愛敬薬師瑠璃光如来
【開山】建室宗寅大和尚
【開基】秋月院殿花顔桂秀大姉
【由緒】創立は慶長3年(1598)8月である。本山は
永平寺・総持寺。本寺は栃木県にある関三刹の大中寺。本尊は愛敬薬師瑠璃光如来で脇仏は文殊菩薩、普賢菩薩、十二神衆等であって、弘法大師作と伝えられている。現在は秘仏として安置す。慶長3年(1598)8月より昭和13年(1938)8月まで熱田の地に延々と続いていたが、熱田神宮の境内拡張のため、当時の地方長官の指示に依り、止むなく現在地に移転す。当山の開基は駿河守護大名今川義元の弟で、当時那古野城の城主今川左馬助氏豊の息女である。夫は中野又兵衛尉重吉で戦国時代の武勲者で、特に弓道並に七本槍の一人で名人であった。当山開山(初代)は那古野城主であった今川左馬助氏豊が大中寺11世住職建室和尚である。秋月院最古の碑「鉋生幻石」いわゆる「へそのを」の石碑慶長年間建立。また中野石見守源長風の石碑がある。この人は堺奉行、佐渡奉行、大坂町西奉行職等を仰せつかり従五位下前石州刺史の位があった。当山2世は永平寺31世芳山月洲禅師尊海大和尚である。仏海慈舟和尚も当山で修行して、後に霊鷲院、永安寺、大光院、万松寺、松林寺、泉徳寺に住職したと伝えられている。現在の本堂は昭和51年(1976)より昭和52年建立す。山門・庫院は平成2年(1990)より平成4年4月建立。
【寺宝】愛敬薬師瑠璃光如来(弘法大師作)